国民健康保険の概要
国民健康保険は、会社を退職した人や自営業の人など、会社や組合などの公的医療機関に加入していない人が加入する保険制度で、県と市区町村が運営しています。
国民健康保険は、加入している皆さんの国民健康保険税と、県や町などが負担している費用によって成り立っています。病気やけがをしたとき、安心して医療を受けられるように、加入者のみなさんで支えあいましょう。

国民健康保険の加入対象者
日本国内に住所があり、職場の健康保険などの医療保険に入っていない全ての方(生活保護を受けている方を除く)
退職者医療制度
会社などを退職して、国保に加入された方とその被扶養者の医療給付費は、退職者自身が負担する保険税と各種被用者保険からの拠出金で賄われます。平成26年度をもって本制度は廃止され、現在は新規に対象となる方はいません。
退職者医療制度の被保険者
厚生年金や各種の共済組合などから退職年金を受給しており、
- 年金制度(国民年金を除く)に加入していた期間が20年以上ある方
- 又は40歳以降の期間が10年以上ある方
退職者医療制度の被扶養者
国保に加入し、退職被保険者と生活をともにし、主として退職被保険者の収入によって生計を維持している方
(上記内容の該当者のうち65歳未満の方)
国民健康保険の医療費
国民健康保険は、会社を退職した後に加入する場合が多く、高齢化が進む状況下で、65歳以上の加入者の割合が高くなっています。
高齢化や生活習慣病増加、高度医療の発展に伴い、医療費は高額化する傾向にあり、全国的に国民健康保険の財源確保が課題となっています。
日ごろから健康づくりや医療機関の適正受診を心掛け、医療費の節約に努めましょう。

更新日:2024年04月01日