イベントのご案内
企画展 戦後80年「井上靖が見た戦争」
井上靖は、二等兵として、新聞記者として、作家として、戦争を書き続けた小説家です。
日中戦争が始まった1937年に応召。二等兵として中国・北支の地を行軍し、内地送還までの日々を日記に綴りました。
第二次世界大戦終戦の日は社会部デスクとして筆をとり、終戦の詔勅を伝える記事を執筆。作家となってからは、友の戦死、行軍体験を小説や詩として発表するとともに、硫黄島慰霊碑、熊野山慰霊碑へ鎮魂の想いを刻みました。
本展では、井上靖が書いた戦争に関する作品群を紹介します。井上靖が繰り返し書いた「戦地での温かな優しさ」をお読みいただければ幸いです。
と き/令和7年3月16日(日曜日)~9月23日(火曜日)
ところ/長泉町井上靖文学館1階 展示室(長泉町東野515-149)
主な展示資料/井上靖「中国行軍日記」、自筆原稿「後送途上」(初公開)
企画展「井上靖が見た戦争」チラシ(PDFファイル:229.4KB)
関連トークイベント/
「井上靖が体験した戦争」
5月24日(土曜日)14:00~15:30
講 師:宮崎潤一さん(元大東文化大学特任准教授、井上靖研究会理事)
定員30人・先着順
参加費無料(要観覧料)
申し込みフォームより入力してください
ケイカまつり
当館では、井上靖の小説「天平の甍」にちなみ、鑑真のふるさと・中国揚州市の市花である瓊花(けいか)を2013年に植樹しました。瓊花(けいか)は、レンプクソウ科で、可憐な白い花と甘い香りが特徴です。日本では、唐招提寺や鑑真上陸の佐賀県立自然公園など、ゆかりの地だけに植栽されている珍しい花です。
見頃である4月中旬から下旬までを「ケイカまつり」とし、期間中に来館された方々へ瓊花(けいか)オリジナルブックカバーとしおりをプレゼントします。
しおりに描かれた瓊花(けいか)は、三島市在住の絵本作家・えがしらみちこさんの書き下ろしです。
と き/令和7年4月19日(土曜日)~29日(火・祝)
内 容/
(1)文学館の庭に咲く瓊花(けいか)をお楽しみください。
(2)瓊花(けいか)オリジナルブックカバーとしおりのプレゼント。
この記事に関するお問い合わせ先
井上靖文学館
〒411-0931
静岡県駿東郡長泉町東野515-149
電話番号:055-986-1771 ファックス :055-980-5313
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更新日:2025年03月01日