長泉町の工業
概要
長泉町は、日本の主要国土軸である太平洋ベルト地帯に位置し、豊富な地下水と交通の便のよさから、化繊、機械、自動車部品、製紙、医薬工場等が進出し、県下でも有数の工業特化した町となっています。
2016年の工業統計調査による町内の製造品出荷額は約3,992億円、従業者数は6,158人、事業所数は96事業所となっています。
製造品出荷額を産業別に見ると、化学工業が62.2%でもっとも大きく、次いで輸送用機械の11.5%、食料品の6.9%となっています。
躍進する工業を目指して
町は、これまで業種の異なるいくつかの大規模工場を誘致するとともに、長泉工業団地、富士長泉工業団地、長泉一色工業団地に見られるように、企業誘致や中小工場の集団化、協業化を進めてきました。また、2002年の静岡県立静岡がんセンターの開院を機に、静岡県が推進する富士山麓先端健康産業集積プロジェクト(ファルマバレープロジェクト)に基づき、ファルマバレー長泉工業団地を整備し関連企業の誘致を行うなど企業誘致に努めてきました。
今後も、工業の高度化と地域経済の活性化を図るために、ファルマバレー長泉工業団地をはじめとする工業地域の基盤整備を促進するとともに、中小企業の生産規模拡大と経営の発展・向上を図るため、住工混在の解消、情報提供、経営・技術基盤の強化および組織の育成強化を進めていきます。
工業団地
長泉工業団地

住宅と工場の混在による公害防止のため、1974年(昭和49年)公害防止事業団(現「環境事業団」)と長泉工業団地協同組合が事業主体となって、町北部地区に内陸型工業団地を計画しました。開発面積は18.4ヘクタールで、1982(昭和57年)に造成が完了し、1984年(昭和59年)から操業が開始され、現在15社が操業しています。
富士長泉工業団地

1987年(昭和62年)静岡県の「富士山麓研究産業集積ゾーン」形成の一環として位置づけられ、東名高速道路や国道246号など、交通アクセスにも恵まれたこの地に計画されました。静岡県土地開発公社が事業主体となり、1989年(平成元年)に造成が完了し、以後順次建設が進み、現在13社が操業しています。
長泉一色工業団地

市街地に点在する小規模工場の生産環境の改善を図るとともに、一般住宅との混在による公害防止を目的に環境事業団と長泉一色工業団地協同組合が事業主体となり、1990年(平成2年)に計画されました。開発面積は4.7ヘクタールで、1996年(平成8年)に造成、1997年(平成9年)に建設が完了し、現在14社が操業しています。
ファルマバレー長泉工業団地
静岡県が進めるファルマバレープロジェクト(富士山麓先端健康産業集積プロジェクト)に基づく事業として、町が県立がんセンター周辺地区に健康・医療関連企業等を誘致するため、県企業局が事業主体となり造成を進めました。開発面積は2.7ヘクタールで、2007年(平成19年)4月からライフサイエンス分野事業の新拠点として民間事業者が業務を開始しています。

ファルマバレー長泉工業団地

静岡県立がんセンター

静岡県医療健康産業研究開発センター
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静岡県駿東郡長泉町中土狩828
電話番号:055-989-5516 ファックス :055-989-5564
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更新日:2025年04月01日