平成25年度の予算を編成するにあたり、歳入の根幹をなす町税収入のうち、町民税は景気の底堅さも見られることから、ほぼ前年度並みを見込んだが、固定資産税は土地の負担水準の改正や新築家屋の増加による増収を見込み、町税全体では、2億6,460万円増の87億7,220万円を見込むとともに、社会資本整備総合交付金や中学校施設整備費補助金などの国庫支出金の積極的な活用、スポーツ施設整備基金や美術品購入基金からの繰入金で、多目的屋内健康施設整備事業や中学校施設整備事業（北中学校校舎増築）などの大型事業の財源を確保した。

歳出については、「第4次長泉町総合計画」に掲げる将来都市像の「自然と都市の共生 人とまちの健康創出 いきいき長泉」を実現するため、「健康」、「環境」、「子ども」、「高齢者」に重点を置きながら、限られた予算を効率的・効果的に配分した結果、一般会計の当初予算の規模は、前年度を7,000万円（0.5％）上回る140億円となった。

• 多目的屋内健康施設整備事業
• グラウンド施設等整備事業（(注意)多目的芝生広場整備等）
• 健康づくりセンター運営事業費（新規）
• 高齢者補聴器購入費助成事業（新規）

• 中学校施設整備事業（(注意)北中学校校舎増築）
• 小中学校振興備品整備費（(注意)電子黒板の導入)
• 町営グラウンド維持補修費（(注意)御嶽堂公園テニスコートの人工芝改修等）

• 三島市、裾野市及び長泉町消防広域化研究協議会負担金
  （(注意)二市一町消防指令センター庁舎建設事業負担金）
• 大規模地震対策等総合支援事業（(注意)北中学校防災倉庫の更新等）

• 都市計画道路池田柊線事業費
• 公共施設長寿命化基金積立事業（新規）
• 落橋防止・耐震補強事業費

• 緊急雇用創出事業（(注意)災害時要援護者避難支援計画推進事業他2事業）
• 商工振興事業（(注意)工業用地開発可能性基本調査、企業誘致案内冊子作成）

• 財務会計システム費（(注意)財務会計システム更新）
• 文化センター運営管理事業費（(注意)指定管理者制度導入）

当初予算編成後の行政需要変動への対応及び緊急経済対策などを実施するため、平成25年度は、補正予算を4回編成し、主な内容は、次のとおりである。

補正回数 4回
補正総額 7億5,131万3千円

• 国庫支出金（地域経済活性化・雇用創出臨時交付金）
• 県支出金（電気自動車用充電インフラ整備事業費補助金）
• 公共施設省エネ機器導入支援事業費助成金
• 次世代自動車充電インフラ整備促進事業補助金
• 前年度繰越金

• 庁舎省エネ等改修事業費
• コミュニティ施設整備事業等補助金
• 老人生きがい対策事業費補助金
• 内陸フロンティア基盤整備事業
• 幼稚園維持補修費（空調設置改修工事設計業務）
• 次世代自動車充電インフラ整備促進事業

• 町民税（個人・法人）
• 県支出金（二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金）
• 県支出金（緊急地震・津波対策交付金）

• 庁舎維持補修費（役場庁舎本館空調設備改修事業）
• 緊急地震対策基金積立事業
• 勤労者体育センター施設整備事業（太陽光発電システム及び蓄電池設置工事）
• 人件費の調整

繰越明許費

役場庁舎本館空調設備改修事業

• 国庫支出金（児童手当負担金）
• 国庫支出金（臨時福祉給付金給付事業費補助金）
• 国庫支出金（臨時特例給付金給付事業費補助金）

• 児童手当扶助費
• 臨時福祉給付金給付事業
• 臨時特例給付金給付事業
• 住宅用新・省エネルギーシステム設置費補助金

繰越明許費

• 臨時福祉給付金給付事業
• 臨時特例給付金給付事業

• 国庫支出金（理科教育設備整備費等補助金）
• 県支出金（池田柊線整備事業補助金）
• 町有土地売払収入
• 緊急地震対策基金繰入金

• 自立支援介護訓練給付事業
• 不妊治療費助成金
• 高機能消防指令センターシステム整備負担金
• 公共施設長寿命化基金積立事業

繰越明許費

• 障害者自立支援給付費等サービス受給者証作成システム費
• 商工会住宅リフォーム助成事業補助金
• 町道城山尾尻線改良事業
• 都市計画道路池田柊線整備事業
• 高機能消防指令センターシステム整備負担金