Kiaora Whanganui-姉妹都市ワンガヌイから情報をお届け-

更新日:2024年04月01日

毎月、姉妹都市ワンガヌイに住む日本人の方お2人から、ワンガヌイの魅力や現地で感じたことなど、さまざまな情報をお届けします。皆さんお楽しみください。

令和4年12月

クリスマス

クリスマスツリー

友人宅のクリスマスツリー

スーパ^の棚にお菓子などが並んでいる様子

12月も半ばになるとスーパーには、色々なチョコレートが並びます。

大きなハムが陳列されている様子

大きなハムもゴロゴロと並びます!

屋内のスーパーマーケットの店頭 カートを持った人が並んでいる様子

毎年、クリスマス前にスーパーの前で行われている「ラッピングサービス」。

オリンピックゲームをサポートするために行われています。料金はゴールドコイン(1ドルか2ドル)です。ラッピングをしている方はボランティアの方です。

クリスマスイルミネーション

“クリスマスのイルミネーション”と聞くと、皆さんはたぶん表参道のような街やショッピングモールなどのエレガントな景観を想像するかと思います。ニュージーランドにももちろんそういうイルミネーションはありますが、家のイルミネーションというのはあまり聞かないのではないでしょうか。ワンガヌイではMitre 10の主催で「Wanganui Light Up Your home Competition(ワンガヌイ・ライトアップ・ホーム・コンペティション)」というのがあります。ビジネスカテゴリーと一般住宅カテゴリーというのに分かれていて、参加する家庭・お店がそれぞれの窓ガラスや家をイルミネーションで飾りつけ、毎晩9時から11時の間このイルミネーションをつけっぱなしにしておくのです。ワンガヌイの住民はそれぞれの家のイルミネーションを見て回り、一番いい家に投票します。ご想像の通り、ニュージーランドは夏。つまり日没が遅いため、9時頃、睡眠前の子供達を連れた車が街中を走り回り、このイルミネーションハンティングをしだすのです。窓ガラスの周りをちょっとデコレーションしているような家はこのコンペティションには参加しません。とにかく日本のデコトラを連想させるようなド派手な飾りつけが多いのです。インフラで物価上昇が続くニュージーランドですがそんなことを気にかけた様子などまったくなく、煌々と家を輝かせています。ここまで読んで、「ワンガヌイの人って・・・」と思われた方。ご安心ください。他の町でもこの風景をよく目にします。以前住んでいたところではなんと家の中まで一般に開放し、キッチンやバスルームを除いた全ての部屋をクリスマスデコレーションとイルミネーションで埋め尽くしていたというのもあるほど。皆さんはどのようなクリスマスをお過ごしになりますか。ワンガヌイからメリークリスマス!

令和4年11月

クッキータイムのクリスマスチャリティー

ニュージーランドを代表するCookie Time(クッキータイム)。今日は今の時期だけニュージーランドで目にすることができるクリスマス・クッキータイム・バケットの話をしたいと思います。クッキータイムは1983年にクライストチャーチの家族が始めたビジネスで、今はどのお店に行っても必ず目にするほど有名なクッキーです。帰国の際お土産として買う人も多く、日本の原宿にも店舗があるほどです。このクッキータイムが11月と12月にアルバイトを募集し、街中でクリスマス限定のCookie Time Bucketを販売します。これは普通の販売ではなくチャリティーを目的としていて、売り上げの多くがアルバイトが選んだ団体への寄付、そして売り上げ状況に関係なく、クリスマスチャリティーとして毎年20万ドル(約1700万円)をDyslexia Foundation(読み書きの学習サポートをする団体)とKids Can(貧しい生徒が学校で必要とする用具、服、スポーツ用品、ランチなどをサポートする団体)に寄付されます。この期間限定のクッキータイム・バケットはスーパーに売っているものと味が違い、11月からクリスマスまでの期間、街中でしか売られていないためたくさんの人がサポートを兼ねてこのクッキータイムのバケットを買って行きます。写真の3人、右からSaskiaさん、Taraさん、 Lilyさんは今年2年目だそうですが、前回はなんと全国で2番目の8000バケットを売りさばいたそうです。しかし、前回の一番売り上げは9,000バケットだったそうで、今年は1万バケットが目標!と意気込んでいました。人口当たりでみると世界で2番目に寄付が多い国と言われるニュージーランド。先月、ワンガヌイでダックレースがありましたが、そのレースでは17,000ドル以上(約147万円)もの寄付金が集まったそうです。ワンガヌイは小さな町ですが、こうやって多くの人々が少しずつ寄付をし助け合っている町でもあります。クリスマスまであと1ヶ月。どれだけのクッキータイムバケットを売ることができるかとても楽しみです。

ファンドライズ(寄付金集め)

SPCA(動物愛護協会)のファンドライズ(寄付金集め) でセント・ピータースという学校の生徒たちが音楽を披露していました。みんな、一生懸命頑張っていました.

ワンちゃんもお疲れさまでした。

夏の到来

アスパラガスの直売看板

10月2週目あたりから見かけるこの看板はある意味、夏の到来を知らせてくれます、ワンガヌイ郊外にあるアスパラガスの農場からの産地直売店で期間は12月中頃までと短いです。

令和4年10月

夏野菜

夏野菜が安くなり、嬉しいです。きゅうりは、1本$2.5とたいぶ値段が下がりました。(6月は1本$6.5ドル)

サタデーマーケット(Whanganui river markets)

この少女はカントリーソングのNZ大会で優勝経験のある子ですが、これから夏にかけて(バスキング)と言って、子供達が上手・下手はさておき、マーケットでお小遣い稼ぎをします。

土曜日のフリーマーケット。お天気も良く沢山の人で賑わっていました。

寄付金集めの一環で毎年行われる”ダックレース”に使用されるダックです。このダックが1ヶ月ほど前から川に浮かんでいました。
 

製本 Book Binder

結婚して間もない頃、義母から家族アルバムを見せてもらった時のことです。

「Peter(ピーター)がBookbinder(製本) で賞を取った時の写真よ」と、1枚の古い新聞の切り抜きを渡されました。私のダンナは8人兄弟の7番目なので顔と名前を一致させるだけでも大変。一日でも早くこの大家族を覚えようと外国から嫁いだ一人っ子の私は必死でした。その中で5番目の義兄、ピーターが取ったというBookbinderの賞とは一体何なのか。切り抜きを見ながらモヤっとした気持ちを今でも覚えています。今日はこのBookbinderについて話すために、身内でもあるピーターを紹介したいと思います。

彼はワンガヌイにある印刷会社で働いていて、空いた時間を使って自宅で製本も行っています。手を使っての作業が好きなピーターはオークランドにある現AUTで3年の製本コース修了後、見習として修業を積んで製本専業者になったそうですが、新聞の記事は正確かつ高い技術が認められニュージーランドで一位を獲得した時のインタビューだったそうです(全然理解していなかった義妹で申し訳ない・・・)。現在最も多い注文は大学・大学院などでの卒業論文の製本。卒業論文での製本?と思われますよね。実は私のダンナもピーターに頼んで、作成してもらいました。ニュージーランドの大学では卒業論文を書き終えると、日本のようなパンチで穴を開け紐を通す黒表紙ではなく、多くが自分や家族に一冊、または教授を通して、学部内の図書館に寄贈したりするため製本します。他には裁判所など公的な場での議事録の製本、個人出版やアルバム、古書などの修理製本も手掛けているようです。

忘れられない製本があるか聞いてみたところ、17世紀頃の辞書と答えてくれました。とにかく脆く、修理が本当に大変だったそう。15世紀半ばにグーテンベルクが印刷技術を発展させたと言われていますから、17世紀の辞書は歴史的初版の一つだったんでしょうね。それは手も震えてしまいます。デジタル化が進んではいますが、義兄には製本業を頑張って続けてほしいなぁと思っています。

パーソナルニュースレター

ワンガヌイのアーティスト写真集

令和4年9月

選挙

最近、ワンガヌイ市民ほぼ全員が郵送で受け取った“モノ”があります。封筒と投票用紙それは投票パック (Voting pack)。そうです。今年、ニュージーランドは日本でいう統一地方選挙:広域自治体(Regional Council)と地方自治体(District Council)の年なのです。あちこちで見かける選挙運動、そして選挙ポスター。日本の選挙運動用ポスターは42センチメートル×30センチメートルという規定がありますが、NZはなんと高さ2.4m以内、3m四方の表示領域内という大きさ。指定されている道端や道路脇にはベニヤ板に張り付けたポスターや車の後ろにくっつけるトレーラーの上にドカンと立てかけたりといろいろな所でポスターを目にするようになりました。ウグイス嬢やのぼり旗のようなものはありませんが毎週土曜日に開催されるフリーマーケットに出向いて市民と交流したり、ホールなどで自分の意見を主張したりと様々な活動が行われています。

今回は市長立候補が3名、そして大きな話題となったのは、12ある議席に対し立候補が27名という多さ。投票日は10月8日ですが、10月4日までに最寄りのポストや指定された場所に投票パックの中にある投票用紙に記入をして投函せねばならず、投票権がある私達もワンガヌイに住む一市民として、立候補者の方針などを理解しようと必死です。さて、今年の地方選挙。ワンガヌイ住民が関心を寄せているのは、ワンガヌイの区画・中心地に関する開発の有無、交通、ホームレス・キャンパバン問題、そしてスリーウォーター問題。この水問題は現政権が上下水道の改善と管理を一元化しようと提案したインフラ再構築案で、内容というよりそのやり方に自治体が猛反発。と言っても政府は推し進めると断言しているため、国とのバランスを考えている市長立候補者達は1)基本的な考えには賛成、2)コンセプトには賛成だがやり方に反対、3)まだ勉強中と温めな意見。それに対し議員立候補者達は「断固として反対!」「私たちの権利を侵害している!」と強気の主張が多め。

今回の地方選挙は一味違ったものになるかもしれないと期待しつつも、個人的にはまず立候補者の名前と顔の一致から始めねばと思っている今日この頃。この文がサイトに掲載される頃には市長と議員達が決まっていますが、結果はいかに!?

選挙看板
選挙看板
有権者と会話する様子
マーケットで有権者と会話する様子

桜

散歩の途中にある桜の木、毎年、綺麗なピンク色の花を咲かせて、1年に一度の贅沢です。

桜

令和4年8月

スプリングベールガーデンセンター

最近グラウンドの横にちょこんと菜園があるたくさんの草花のプランターが並べられている学校をいくつか目にしたので気になっていたら、Vege Challenge(ベジ・チャレンジ)なるものをガーデンセンターが企画していたと知り、自身の小学校の頃を思い出しました。サイトを見ると、ガーデンセンターの声掛けで、種や肥料、土やプランターなどそれぞれの会社が全て寄付して、学校側は生徒と一緒に種まき・中間報告・収穫(審査)をするという面白い企画だったのです。ワンガヌイの子ども達に野菜の育て方を学んでほしい、そしてコミュニティーをサポートしたいという思いから始まったこの企画。スプリングベールガーデンセンターのジェネラルマネージャーであるガレス(Gareth)さんは野菜栽培を通して、子ども達の心身の成長を支えるだけでなく、自給自足についての考え方、そして環境について学んでほしいという思いを込めて企画し、今年は16校が参加したそうです。なんと3段階のチェックをガレスさんご自身が周って行ったため、小さなワンガヌイとはいえさすがに大変だったそう。またオミクロン株の流行により、中間報告では行けなかった学校もあったそうです。そう考えて収穫時の写真をもう一度見ると、どの学校もよく頑張ったなと胸がいっぱいになります。ガレスさんが苦笑しながら教えてくれたのは、ベジ・チャレンジのスタート時期。確かに普通は種まきといえば、春。しかし、今始めてしまうとクリスマス・ニュイヤーホリデーと2カ月近い休みに入ってしまうため、このベジ・チャレンジは冬の野菜を中心にしているんだそう。力を入れた部分は、それぞれの賞はあまり大きなものではないけど、このチャレンジのために必要なものは全て用意したとのことで、確かにどの学校も立派な菜園ができていました。収穫した野菜は学校で調理して子ども達が食べたり、マーケットで売って資金調達をしたりと色々。表彰もユニークで「ニンジンが一番大きかったで賞」や「人気投票」など色々と工夫され、どの学校も表彰されていました。リンクを付けておくのでぜひ各学校の菜園を見てください!

School Vege Challenge - Springvale Garden Centre

企画に参加した学校が掲載されている

Daffodil Day

毎年、8月末にはガン協会主催のチャリティー(Daffodil Day)があります。
市民が一丸となりガン撲滅を願い、黄色の水仙の花束がまちの主要な所で ボランティアの方々によって売られます。最近は花束と共に自家製のジャム、チャツネなど商品化されたものも売っています。

ガン撲滅は市民の願いです。

ベイソンリザーブ

まだまだ、寒い日が続いていますが、ベイソンリザーブには春が来ていました。早咲きの桜や水仙、とてもきれいでした。暖かい春が来るのももうすぐかもしれませんね。

鳥が近くまで挨拶にきてくれました

令和4年7月

ワンガヌイ空港

2年半ぶりにワンガヌイ空港へ行きました。NZ が国境封鎖をしてから空港の事など忘れていましたが、ワンガヌイには空港があり月曜日から金曜日までは1日3往復のフライトがワンガヌイーオークランド間を運航しています。機体は20名ぐらいが搭乗できる小さな機体ですが、オークランド―ワンガヌイ間を約1時間で飛んでいます。数年前まではニュージーランド航空が運航していましたが、今はAir Chathams航空が運航をしています。なにもかもがコンパクトな空港です。

ワンガヌイ空港
滑走路で待機する航空機
空港の待合所
空港の待合所

街中で見つけたこの車、持ち主が作ったそうです。ワンガヌイには車を自分で作る人たちがたくさんいます。仕事を5時で終了し、そのまま自宅のガレージへ直行し、ボルト、ナットなどから手作りする人たち、この写真の車を作った人は何を考え、どんな夢を見ながら作ったのでしょうか?この車に乗っていたら知らない間に空を飛んでいそうな気がします。この車は2015年 LVY CUSTOM ELLIOT SLVER GHOST という名前です。でも、自分で作った車で公道を走るというのはすごいですね。男のロマンでしょうか?

Baby Boutique(ベイビー・ブティック)個人店紹介vol.3

市内のお店Baby Boutique(ベイビー・ブティック)
赤ちゃん用品snug(スナッグ)

必要もないのに買いたくなってしまうという経験を皆さんはされたことがありますか?

私にとって赤ちゃん用品がまさにそれです。今回は極小赤ちゃん専門店Baby Boutique(ベイビー・ブティック)を紹介したいと思います。「入りたい」でも「入りづらい」と葛藤していた私でしたが、旦那様の甥っ子に赤ちゃんが生まれたことで、晴れて(?)堂々とこのお店に入ることができるようになったのです。とにかくかわいい。孫がいたらこんなものを買ってあげたいな(予定なし)、自分の子供にこんなものを買ってあげたかったな(もう必要なし)と、とにかく私の買い物心をくすぐってくるのです。そして、“極小”と表現したように店の面積はなんとたったの20平方メートル弱。しかし、このお店のすごい所は裏に秘密基地のような作業場があり、そこで全て手作りしていることなのです。お忙しい中、裏を覗かせてもらうと、創業者であるヘイリーさん(Haley)の叔母さんをはじめとした人たちが作業をしていました。最初は土曜日のマーケットで販売し、口コミで新米ママ達が作業場に直接来て購入するようになったそうですが、効率が悪く、それなら残っている道路側のスペースをお店にしてはどうだろう?ということでお店を後付けにしたため、このような小さなお店になっているんだそうです。ヘイリーさん自身は他のスタッフと共にいろいろなExpoに参加し、オンラインでも販売しているため、オーストラリアの顧客もいて、行く行くは店を広げられたらという夢も。彼女が最初に開発した商品「Snug」はお母さん達の声を基に商品化したそうで、これを機に布製品は全て手作り、他も手作りまたは赤ちゃんに優しいものばかりです。デザインや色はヘイリーさん自身がセレクトしているらしく、そのセンスがまた素晴らしい!まだまだたくさんあるのですが、今回は私とはかなり無縁の、でも大好きなお店、Baby Boutiqueを紹介させていただきました!

令和4年6月

Paige's(ペイジーズ)個人店紹介vol.2

ワンガヌイにある本屋さん
さまざまなジャンルの本が並んでいる様子

小さな個人経営のお店第2弾として、ワンガヌイに引っ越してきた私の心を一瞬にして奪ってしまったPaige’s (ペイジーズ)を紹介します。
Paige’sはウィックステッド ストリートとガイトン ストリートの角にある小さな本屋です。まるでおもちゃ箱をひっくり返したかのような乱雑さ。それでいて何となくカテゴリーごとに分けられていて、その無秩序さの中からお宝を探そうと気づいたらいつも長居してしまいます。
料理本の横にキッチンタオルがあったり、無造作に積み木があったり。オンラインで本をオーダーしてもいいのですが、私は敢えてPaige’sでオーダーします。そうすることで少しでもお店をサポートすることができればと思うからです。
17年前から続いているこのPaige’sのオーナーはレズリーさん(Lesley Stead)という方で、なんと本も出版しています。写真にある「Beautiful Whanganui」もその一作で、レズリーさんが描いた新生児用の絵本です。黒と白の識別ができる新生児のために、シンプルでありながらもワンガヌイのアイコンをふんだんに取り入れた絵本で、私もワンガヌイを離れた甥っ子の赤ちゃん誕生時にプレゼントしました。そしてそんな彼女を支えているのは“Book Detective”(書籍探偵)とレズリーさんに命名されたロシェルさん(Rochelle)。Paige’sを心から愛する一人です。ロシェルさん曰く、Paige’sは本屋として存在するだけでなくコミュニティーの場でもあり、普通の大型書店では見られないニュージーランドの作家や出版社などを積極的にサポートしているそうです。
そんなPaige’sのような個人経営の本屋はニュージーランドにいくつかあるそうで、年に一度集まって情報交換をしたりもしているそう。
小さな町の小さな本屋Paige’s。本が大好きな方には絶対にお勧めしたいお店です。

beautiful whanganui という本

ワンガヌイの物価情報

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1リットル約3ドル(日本円で約254円)

ガソリンスタンドでは基本3種類のガソリンが販売されています。
91は、普通のガソリンです。
95は、プレミアムのガソリンで値段が少し高いです。
Dはディーゼルです。

各社とも割引に使用できるカードを発売していますが、その会社が決めた特定日に行くと1Lにつき10セント割引き、高齢者が持つカードを使用するといつでも2セント引きなど、各社色々な形で割引をしています。ワンガヌイは公共機関が余り発達していませんので市民にとって車は生活必需品です。
ガソリンも必要とはいえ1リットルにつき3ドル以上の値段になると家計には厳しいですね。世界中どこでも同じだとは思いますが・・・・(1NZドル=約84円)
ワンガヌイのガソリンスタンドはほとんどがセルフサービスですが、自分で入れる事が出来ない人はカウンターの人に言うと入れてくれます。

きゅうり

台所事情(キュウリのお値段)

この冬一番の高値のキュウリです。1本約6.49ドルとはもうキュウリとは言えません!
(日本円で約549円)

令和4年5月

The Burrow - ワンガヌイ市民は、個人経営の小さなお店が大好き -

ワンガヌイにあるお店バロー
店内に食料品や雑貨が並んでいる様子

ロックダウン後多くのお店が閉店となりましたが、その一方、市民のサポートも多く見受けられました。例えば、自宅でコーヒーを飲んだりランチを取ったりする時、指定したカフェやレストランをウェブサイトから寄付するという方法です。もちろん家で飲むコーヒーはインスタントかもしれませんが、好きなカフェやコーヒーを思い浮かべながら、飲む一杯。ワンガヌイの人は“個人経営の小さなお店”への愛着があり、それがワンガヌイの魅力の一つではないかと思います。今日はその中から一つ、「The Burrow / ザ・バロー」というお店を紹介したいと思います。

ワンガヌイの人に「クロワッサンの美味しいお店は?」と聞くと、必ずと言っていいほどこのお店の名前を耳にします。川沿いにあり、最初はフランスなどヨーロッパを中心とした輸入雑貨、そして3、4種類のパンをこじんまりと売っているお店でしたが、今はハムやチーズ、そしてコーヒーを飲むスペースもあります。クロワッサンやデニッシュの材料のいくつかはフランスから輸入しているものもあるそうで、マネージャーであるアネットさんのこだわりを感じさせます。早朝に一度焼いて終わりというわけではなく、2回、3回と焼き続けるため、お店はいつも香ばしい匂いで充満しています。海外から移住してきた人が「自国の料理を作りたくても材料がスーパーにない」と話しているのを耳にし、アネットさんはこのお店を開くことを決断したそうです。モットーは「ニュージーランドの移民が買いたくても買えないものを提供する」だそうです。本当に小さなスペースから始まった「The Burrow」。ワンガヌイに来た時はこういった小さな個人経営のお店を探索するのも面白いかもしれません。

私の散歩道と珍客

ダリアの花

5月のダリア、きれいですね背がとても高く3mから4mぐらいあります

枇杷の花

枇杷(びわ)の花、近くを歩くとほんのり甘い香りがして気持ちも和らぎます。一瞬ですがこの花みんな実をつけたらどうなるのかな?と余計なことを考えたり。

レモンの木に実がたくさんなっている

レモンの木、NZの多くの家庭に有ります。
たくさんなっていますね。
こちらでは風邪をひくとまずレモンを絞ってハチミツを入れ、お湯で割ったドリンクを飲みゆっくりしていれば風邪も回復します。風邪の特効薬です。

ハリネズミがごはんを食べている様子

我が家の珍客です。
外にある猫のごはんを食べています。
猫も距離を置いて、ご飯を食べているヘッジホッグを見ていました。

令和4年4月

ベイソン ボタニック ガーデン

長泉町のみなさん、 こんにちは。
長泉町とワンガヌイ市の姉妹都市交流の中で大切な役割を果たしてくれた、ベイソンボタニックガーデンを紹介します。

湖のほとりにたつ茶室と周りを囲む木々

旧長泉町・ワンガヌイ市交流センター(通称フレンドシップセンター)にあった茶室です。静かな佇まいの中で皆さんにまたお会いできるのを待っているようです。

紅葉を迎えた木

彩りの秋:南半球にあるニュージーランド。今は秋で、紅葉が楽しめます。

栗の木に実がたくさんなっている

実りの秋:大きな栗の木。今年もたくさん栗がなっていました

バーベキュー用の設備(レンガづくり)とその横でサッカーをする親子

レンガの建物(写真左)はBBQをする設備。ボタンを押すと30分無料でガスが使用できます。
ここでBBQをして、その後みんなでワイワイ遊んだ思い出のある方もいらっしゃるかも?

芝生でバレーをしている人々

バレーをしているグループを発見。とても賑やかでした。

アフターワーク - 自分の時間を大切にする -

皆さんはお仕事の後、何をされていますか?

食事の準備?子供の世話?掃除?

ニュージーランドではたくさんの人が ”自分の時間” を大切にしています。

例えばブッククラブ。

最近読んだ自分の本をグループに紹介してその本を貸してあげたり、みんなで同じ本を読んで感想を言い合ったりするグループです。といっても、ほとんどはその時に持ち寄ったワインなどを楽しんでいるようですが。

もちろんスポーツグループもあります。

ニュージーランドは基本的に夏のスポーツ、冬のスポーツと別れていますので、日本のように1年同じスポーツをするということはほとんどありません。例えば夏のスポーツであるサッカーは冬にできない代わりに体育館を借りてインドアサッカーというのがあるので、そのチームにはいったりします。市内の体育館では月曜日に行くとインドアサッカーが始まっています。大人同士でグループを作ったり、家族でグループを作ったりして試合に登録します。グループ内では男女、年齢も関係ありません。みんなが混ざって試合をしているのを観ると、本当に楽しそうです。

もちろん1年中やっているスポーツもあります。例えば私の夫が通っている卓球。

卓球をプレーしている様子

月曜の夜7時から10時までやっていて、「一緒にやってもいい?」と声をかけ試合をしたり、練習したりしています。卓球クラブは朝もやっていて、朝はどちらかというと仕事が遅く始まる人や、退職された人が中心に来ているようです。

みなさん基本的に仕事の後に来るので、時々スーパーのユニフォームのまま急いでくる人もいたりします。

英語ができないけど…と思う人がいるかもしれませんが、例えば中国人の男性が一人で卓球クラブに来ることがあります。彼はハロー以外全く英語が話せません。それでも身振り手振りで来ている人と練習しています。

「スポーツは言語の壁を超える」というのはまさにこのことですね。

じゃあ子供のいる家庭はどうでしょう?

子供の年齢にもよりますが、10代なら家族一緒にやっている方もいますし、「月曜日の夜は夫はサッカー、火曜日は私がバドミントン」という感じでシェアするようです。

日本では【共働きで分担】というと、「私が料理を作るから、片付けよろしくね」という仕事の役割分担を考えることが多いと思いますが、こうやって個人の時間確保のための分担も大切なのかもしれません。

もしニュージーランド、ワンガヌイに来られる方は地域にあるクラブ活動に参加してみるのも面白いかもしれません。

この記事に関するお問い合わせ先

長泉町国際交流協会(行政課内)

〒411-8668
静岡県駿東郡長泉町中土狩828
電話番号:055-989-5500 ファックス :055-986-5905
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