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施政方針

町長が議場で話している様子

施策方針とは、町長がどのような考えや方針で、町政を進めていくかを明らかにするものです。年に4回開会される町議会定例会の初回冒頭で、重要施策の進め方や予算について、町長が演説します。

令和4年度施政方針

はじめに

本日ここに、令和4年第1回長泉町議会定例会の開会に際し、令和4年度の各会計における当初予算案及び関連諸議案の審議をお願いするにあたり、私の所信の一端を申し上げるとともに、当初予算案の概要をご説明申し上げます。議員各位のご賛同とともに、町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

社会情勢と町政運営の基本方針

新型コロナウイルス感染症が変異を繰り返しながらいまだ猛威をふるい、静岡県も「まん延防止等重点措置」が3月6日まで延長され、当町においても本年に入ってからオミクロン株の感染者が急激に増加し、現在は下降傾向にあるものの、未だに感染者数の高止まりが続いている状況です。こうしたコロナ禍において最前線で対応されている医療従事者の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様をはじめ、感染拡大防止に向けて御尽力をいただいている町民や関係団体、事業者の皆様に、改めて厚くお礼を申し上げます。

私は、昨年の10月より2期目の町長の職責を担う事となりましたが、コロナ禍というかつて経験のない困難な状況の中での町政運営にまい進してまいりました。

これからの1年は、先ずは新型コロナウイルス感染症の早期収束に向け、引き続き感染拡大防止に取り組むとともに、ワクチンの追加接種をできる限り迅速に進められるよう、最大限努力してまいります。また、第5次長泉町総合計画の2年目として、基本構想に掲げた目指すまちの姿「みんなでつくる 輝きつづける“ちょうどいい”まち」の実現に向けた足取りを更に力強く、確実なものとするため、令和4年度当初予算については、従来の当町の特色である「子育て支援」に加え、「健康づくり」、「賑わいづくり」、「DX推進」を主軸に、効果的かつ効率的に各施策、事業の推進に努めてまいります。

重点施策の概要

それでは、令和4年度に取り組む重点施策及び新規事業のうち、特に配意した取り組みについて、第5次長泉町総合計画における4つの基本目標と推進目標に沿って、概要をご説明申し上げます。

基本目標1 いきいきとした暮らしを支える 優しい ながいずみ

まず、基本目標1「いきいきとした暮らしを支える 優しい ながいずみ」について申し上げます。

「健康づくり」分野につきましては、本年10月1日オープンを予定しているパークゴルフ場の整備工事を引き続き実施するとともに、備品等の整備を進め、オープン後は誰もが気軽に楽しみ、世代間交流も可能な生涯スポーツの場として多くの方々に利用いただけるよう、適切な管理運営を行ってまいります。

「保健・医療」分野につきましては、冒頭にも申し上げましたが、新型コロナウイルス感染症の一刻も早い収束のために、まずはワクチンの追加接種や、5才~11才への接種を迅速に進めてまいります。また、がんの早期発見・早期治療、予防・改善につなげるため、各種がん検診の無料化を継続し、健康診査やがん検診の受診を促すとともに、受診後の相談や指導体制の充実を図ってまいります。

「地域福祉」分野につきましては、地域福祉の担い手として町民個々の相談に応じ、その生活課題の解決を担う民生委員につきまして、本年12月の改選に合わせて人数を増員し、地域への民生委員の充足率を向上させ、地域福祉の増進を図ってまいります。

また、高齢者、障がい者、子ども、生活困窮者などに関連する課題や相談が複雑化・複合化する中、従来の相談支援体制では対応困難な状況が生じているため、国の重層的支援体制整備事業に基づく、世代や属性を問わない共生社会に対応した支援体制の構築を目指す準備組織を庁内に新たに立ち上げます。

「高齢者福祉」分野につきましては、地域密着型サービスの提供に必要な施設の充実を図るため、事業者が行う施設の建設や開設準備に係る費用の一部に補助金を交付いたします。

基本目標2 全ての人の成長と活躍を 育む ながいずみ

続きまして、基本目標2「全ての人の成長と活躍を 育む ながいずみ」について申し上げます。

「子育て」分野につきましては、地域社会における子育て支援の更なる促進を図るため、町内で活動している子育て支援団体が行う子育て支援に関する活動、イベント等に係る費用を対象に、補助金を交付する制度を創設するとともに、保育環境の更なる改善を図るため、民間保育所に対し、老朽化した施設の大規模修繕に要する費用の一部に補助金を交付いたします。

また、ポストコロナを見据え、未来人事業を継続し、若年層の定住率の向上とまちづくりへの参画を一層進めてまいります。

「学校教育」分野につきましては、バリアフリー化による良好な教育環境を整備するため、各小・中学校の校舎及び体育館の段差解消や多目的トイレの設置に向けた設計業務を行うほか、長泉小学校の外トイレや北中学校A棟トイレにおける洋式化等の改修を行うとともに、北部地域の広域避難場所である北小学校の体育館に多目的トイレ等を設置してまいります。

また、児童の増加が続くことで教室の不足が見込まれる長泉小学校につきましては、令和3年度に建設した新たなプレハブ校舎を本年4月から利用開始するとともに、待機児童対策として、校舎内の1教室を活用し、放課後児童会を臨時的に開設いたします。

「生涯学習」分野につきましては、図書館の利便性の向上に向けたICT化推進の一環として、図書館利用者への貸出用タブレットを最新機種に更新し、快適な利用環境を提供してまいります。

基本目標3 住みやすく働きやすい 豊かな ながいずみ

続きまして、基本目標3「住みやすく働きやすい 豊かな ながいずみ]について申し上げます。

「商工業」分野につきましては、ポストコロナの多様な働き方を支援するとともに、新たな賑わいの創出に向け、サテライトオフィス等の開設時に活用できる支援制度に加え、下土狩駅周辺にコワーキングスペース等を開設し、多様な働き方の支援や交流の促進を図るとともに、起業者の相談から開業までの支援などを実施してまいります。 また、住民主体となる新たなイベント等の開催により、賑わいや交流の場を創出するため、イベント開催に必要な知識を学ぶセミナーを開催するとともに、イベント費用の一部を助成してまいります。

併せて、地域経済の支援を継続的かつ効率的に実施するため、町内の小売店や飲食店等の商品管理やキャッシュレス決済等のデジタル化の推進に向けたセミナーを開催し、町内事業者のDX推進を図ってまいります。

「農業」分野につきましては、環境にやさしい農業用資材の活用に取り組む農業者に対する購入費用の一部を助成する制度や、経営安定対策として、自然災害をはじめとした様々な要因で収入が減少した際に、その一部を補償する国の保険制度への加入促進のため、保険料支払い費用の一部を助成する制度を創設するなど、持続可能な農業を推進してまいります。

「道路」分野につきましては、北部地域における通勤時間帯の渋滞緩和や将来的な産業基盤の整備に備え、良好なアクセスを確保するための「北部地域幹線道路」の詳細設計及び補償算定を進めてまいります。

「公共交通」分野につきましては、移動に制約のある高齢者等の日常的な外出を支援するため、マイナンバーカードを活用したタクシー利用助成事業の実証実験を5月から3か月間実施し、10月から本運行を予定するとともに、自主運行バスにつきましても、ニーズに応じた路線再編・拡充に取り組み、持続可能な公共交通網の整備を進めてまいります。

「生活空間」分野につきましては、令和6年度の完成を目指している鮎壺公園の整備に関し、引き続き県土地開発公社により先行取得した事業用地の償還及び未取得地の用地取得と並行して造成工事を進めるとともに、鮎壺公園と下土狩駅周辺を結ぶルートである県道三島富士線の道路の美装化や照明灯の改善に向けた設計業務を実施いたします。

また、町内の空き家の流通促進を図るとともに、移住・定住希望者の受け皿を確保することを目指し、空き家情報バンクを利用して取得した空き家の改修に対する補助制度を創設いたします。

「環境」分野につきましては、脱炭素化に向けた取り組みとして、引き続きZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の設置に対する支援を行うとともに、コロナ禍に伴い宅配サービスの増加や非対面での受け取りニーズの高まりによる再配達の増加に対し、町オリジナルの置き配達専用BOXを配布し、感染リスクの低減と再配達による二酸化炭素の排出削減に取り組んでまいります。

基本目標4 絆でつながる 安心な ながいずみ

続きまして、基本目標4「絆でつながる 安心な ながいずみ]について申し上げます。

「防災」分野につきましては、近年、自然災害の激甚化が進む中、溢水履歴のある町内河川の調査及び改修工事を実施し、良好な河川環境の整備を図るとともに、近年の豪雨時に避難指示等が発令される元長窪桃沢地区に災害用監視カメラを増設し、災害対策機能を強化してまいります。

また、町民個々の防災意識の更なる向上と災害時の適切な行動を促すため、ハザードマップを掲載した防災ハンドブックの作成及び全戸への配布を実施いたします。

「防犯・交通安全」分野につきましては、児童・生徒の登下校中の安全確保のため、通学路等に防犯カメラを設置する自治会への設置補助金の対象に事業所を加え、制度の利用促進を図り、安心安全な通学路等の確保を図ってまいります。

推進目標 町民との情報共有に支えられた効率的な行財政運営

続きまして、「推進目標 町民との情報共有に支えられた効率的な行財政運営]について申し上げます。

「情報共有」分野につきましては、シビックプライドの醸成や、町内外への町の魅力発信を推進するため、町内外への町の魅力発信のために、ブランドシンボルを活用して商品開発を行う法人等に対する補助制度を創設いたします。

また、多様な媒体を活用した情報発信を行うため、年齢や性別、居住地などの属性ごとにユーザーを分類し、それぞれのニーズに沿った情報を発信する、LINEのセグメント配信による機能拡充に加え、動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用した町の魅力や移住者の声等を発信する事業を新たに開始し、あらゆる世代に対する行政情報発信の拡充を図ってまいります。

「行財政運営」分野につきましては、更なる住民サービスの向上や事業のスクラップ&ビルドを効果的・効率的に行うため、行政評価制度による事業の効果検証や見直しを推進し、効率的な行財政運営に努めてまいります。

また、ポストコロナの職員の働き方改革を進めるため、テレワークの推進や、その前提となるリモートアクセス環境の整備を進め、ICTを活用した先進的な働き方を庁内全体に浸透させ、BCP対策を推進し、いかなる環境下においても必要な行政サービスを提供できる体制構築を推進いたします。

「デジタル化」分野につきましては、町のDXを推進するための庁内ネットワーク基盤の再構築や、コミュニティセンターなどの貸館業務を行う公共施設のWi-Fi環境を構築することで、利用者の利便性を向上させるとともに、オンライン会議・研修等にも対応できるデジタル環境を整備いたします。

また、令和5年度に予定されている戸籍のコンビニ交付に対応するため、戸籍システムの改修を行うとともに、こうした国のデジタル化に伴うサービスの提供はマイナンバーカードの普及が前提となることから、普及率向上に向けた取り組みを継続実施してまいります。

令和4年度予算編成にあたって

以上、私のまちづくりに対する所信の一端と令和4年度に取り組む施策の概要について申し上げましたが、今般のコロナ禍という大変に厳しい状況下において、行政サービスを低下させることなくこれらの施策を実行するため、事業の必要性や優先度、費用対効果などを十分に検討したうえで、限られた財源を重点的・効率的に配分するための精査や財源の確保に努め、令和4年度当初予算は、一般会計の総額が令和3年度当初予算に対し、3.2%増の159億3千万円としました。また、特別会計の総額は前年度比2.8%増の73億3千26万5千円、公営企業会計の総額は、前年度比3.8%増の23億4千140万円、全会計の総予算額は、256億166万5千円で、前年度比3.2%の増としております。

令和4年度における、町歳入の根幹である町税収入は、前年度比3.2%増の93億4千200万円で、歳入全体の58.6%を見込み、自主財源の割合を示す自主財源比率が65.8%と、前年度と比較して0.7%と僅かに下がったものの、国庫支出金や町債などを活用することで、過去最大規模の予算を編成し、ポストコロナも見据え、第5次総合計画に掲げる各種施策の推進と財政の健全化を考慮しつつ、より質の高い行政サービスを安定して提供することを念頭に置いたものであり、金額の大小はありますが、31本の新規事業を盛り込み、町民の皆様の参画のもと、元気な ながいずみのまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

新型コロナウイルス感染症の影響により、社会全体が様々な困難に直面しておりますが、この難局に立ち向かうため、各種情報を組織全体で効率的に共有するとともに、状況に応じた体制を迅速に構築し、絶えず変化する局面にスピーディーに対応してまいります。さらに私は、ポストコロナを見据え、全ての取り組みについて「持続可能な取り組みになっているか」「誰一人取り残さない取り組みになっているか」を問い、SDGsとDXを軸とした変革を進め、より良い長泉を次世代に繋げていきたいと思っております。

議員各位をはじめ、町民の皆様のより一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

過年度施政方針

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更新日:2022年04月01日